シリーズ研究会

デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会シリーズ研究会
「藤本蚕業歴史館でデジタル化ワークショップ」披露会&情報交換(2023/12/17)


2023年12月17日(日)14:00~16:00
12/9にデジタル化ワークショップを受講された方の3D成果物を披露していただき、併せて情報交換をします。
参加自由です。地域アーカイブ、デジタルツイン、3Dなどに御関心のある方のご参加をお待ちしています。

▼参加
 Zoom ミーティング 12/17(日)14:00~16:00
 https://us06web.zoom.us/j/81139782952?pwd=2eY6VyAJDhN3PTbSjbJ64Z5JNYojkD.1
 ※上記URLをコピー&ペーストしてください。
 ミーティング ID: 811 3978 2952
 パスコード: 923398
▼実施体制
 主催:藤本蚕業プロジェクト(代表:前川道博 長野大学教授)
 共催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会(シリーズ研究会)
▼講座形態 リアルタイムオンライン Zoom利用
▼日程 2023年12月17日(日) 14:00~16:00
▼進行 前川道博  長野大学企業情報学部教授/dコモンズプロジェクト
▼コメンテーター
 中村完二郎 KAN-PRO代表/dコモンズプロジェクト
 岩村孝平  岡山県備前市地域おこし協力隊
▼適用技術・ツール
 Matterport:室内空間の3D技術によるデジタルツイン化(スマホで利用できます)
 Scaniverse:展示物等の物体を3Dデータ化(iPhone, iPadで利用できます)
 d-commons.net:デジタルコモンズクラウドサービス
▼参加方法 申込不要です。上記Zoomに直接ご参加ください。
【お問合せ先】
前川道博(長野大学企業情報学部教授、藤本蚕業プロジェクト代表)
Mail:maekawa@nagano.ac.jp / TEL:090-2270-5074

(以下は過去に開催したシリーズ研究会です)

デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会シリーズ研究会
藤本蚕業プロジェクト公開講座2023
地域の博物館・図書館等施設をデジタルツイン空間に変える
藤本蚕業歴史館でデジタル化ワークショップ(2023/12/9)


2023年12月9日(土) 10:00~16:00 ハイブリッド開催
本講座は、私設資料館「藤本蚕業歴史館」(長野家上田市)を具体的フィールドとし、博物館・図書館・大学・学校等の施設をどうデジタルツイン化できるかを、3Dツールの解説と実習を通して学習します。オンラインで受講できます。

▼講座詳細 こちらから

▼主催:藤本蚕業プロジェクト(代表:前川道博 長野大学教授)
▼共催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
▼講座形態
 ハイブリッド形式(現地集合、Zoomによるリアルタイムオンライン型の併用)
 Zoom URLは別途受講者にお伝えします。
▼対面型会場
 藤本蚕業歴史館 長野県上田市上塩尻248番地 ※駐車場あり
▼日程 2023年12月9日(土) 10:00~16:00 (Q&Aタイム16:00~17:00)
▼講師
 前川道博  長野大学企業情報学部教授/dコモンズプロジェクト
 中村完二郎 KAN-PRO代表/dコモンズプロジェクト
 岩村孝平  岡山県備前市地域おこし協力隊
▼講座内容とタイムテーブル
 10:00 施設空間のデジタルツインデザイン~藤本蚕業歴史館を例に~ 講師:前川道博
 11:00 室内空間のデジタルツイン化/Matterportによる制作 講師:中村完二郎
 (12:00~13:00 休憩)
 14:00 展示物等物体の3Dデータ制作/Scanniverseによる制作 講師:岩村孝平
 16:00 Q&Aアディショナルタイム (17:00 終了)
▼参加申込フォーム 申込期限:12月8日(金)
 こちらからお申込み下さい
▼参考サイト:『藤本蚕業デジタルコモンズ』

【お問合せ先】
前川道博(長野大学企業情報学部教授、藤本蚕業プロジェクト代表)
Mail:maekawa@nagano.ac.jp / TEL:090-2270-5074

デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会研究会
テーマ: アーカイブと市民活動との「つなぎ目」を考える (2023/9/15)


日時:令和5年9月15日(金)17:30~19:00
主催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
報告者:水島久光教授(東海大学文化社会学部)、上松大輝特任研究員(国立情報学研究所)
進行:宮本聖二 地域アーカイブ部会長
開催方法:オンライン(ZOOM)
募集対象:デジタルアーカイブ学会員および一般

【概要】

 2015年以降、デジタルアーカイブの議論が盛んになる中で、水島久光教授は一貫して市民による記憶や記録の保全・継承のアクションとの「噛み合わなさ」を問題にしてきました。自治体やオフィシャルな機関のイニシアチブから外れたところにある所謂「草の根」の活動が、フォーマット化されたデジタルアーカイブに乗り難い理由はどこにあるのでしょうか。
 2020~22年にDA学会のSIGとして行った「戦争関連資料」研究会での調査結果・議論を踏まえ、2022~23年に行ったいくつかの取組み、特に「大夕張アーカイブ(仮:北海道夕張市)」と「不屈館アーカイブ(仮:沖縄県)」に関する実験を通じて得られた仮説について報告し、小規模アーカイブのコンセプト(「誰の」「何のための」)とシステム実装(メタデータの策定)の間を結ぶ意味論的問題を提起します。

【Zoomウェビナー参加申込】
こちらからお申込みください。

デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会研究会
テーマ:地域デジタルコモンズが拓くこと~『光が丘デジタルアーカイブ』と
d-commons.net~ (2023/7/26)


日時:令和5年7月26日(水)17:00~19:00
主催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
登壇者:前川道博 長野大学教授、菅原みどり 立教大学大学院修士課程
進行:宮本聖二 地域アーカイブ部会長
開催方法:オンライン(ZOOM)
募集対象:デジタルアーカイブ学会員および一般

【概要】

 全国各地でさまざまなデジタルアーカイブの営みが進められています。その一方、多くの地域においてはまだその端緒につくことすらないのが実情です。地域のデジタルアーカイブを始めるにはその敷居が高く、なぜできないのか、またその解決をなぜ業者に委託するのか。地域アーカイブには何が問題かがわからないまま、一歩の踏み出しが阻まれる見えざる壁があります。その壁に遮られ、根本的な解決が求められる原資料やデータの永続的保全、権利処理、オープン性、運用コスト、人材育成といった課題解決に踏み込む提起にも至れません。
 何のためにデジタルアーカイブをつくるのか。どうするとそれがうまくいくのか。どこでも誰でも平易に利用が可能な地域デジタルコモンズクラウドサービスd-commons.netを開発し、各地でのデジタルアーカイブ活動の支援を行う前川道博長野大教授と、東京都練馬区で『光が丘デジタルアーカイブ』に取り組む菅原みどりさんに登壇いただき、地域でのデジタルアーカイブ構築、運営、活用はどうすると容易にできるのか、そもそもの課題は何なのかを話題提供します。

【Zoomウェビナー参加申込】
参加申込フォームからお申込みください(締め切りました)。
アーカイブ視聴はこちらから
前川先生の資料はこちらから

■デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会シリーズ研究会■

研究会「利用されるデジタルアーカイブを目指して
~大網白里市デジタル博物館を事例として~」(2023/5/20)

  • 日時:2023年5月20日(土)17:00~19:00
  • 主催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
  • 協力:大網白里市教育委員会
  • 登壇者:武田剛朗氏 (大網白里市教育委員会)
  • 進行:宮本聖二氏 (地域アーカイブ部会長)
  • 開催方法:オンライン (Zoom)
  • 募集対象:デジタルアーカイブ学会員および一般
  • 募集方法:こちらから

[概要]

千葉県大網白里市は、博物館や美術館を持たないために、「いつでもどこからでも無料で文化資源に親しんでもらいたい」と「大網白里市デジタル博物館」を2018年に開設しました。それから5年、コンテンツも充実してさまざまなところで活用されています。
2020年の春には、小学校3〜4年生を対象にした、このデジタル博物館と社会科副読本の連携シートを作成して、子どもたちの共同学習に役立てられています。「館を持たない自治体が提案する本格的デジタル博物館」とは何か、これからの自治体のデジタルアーカイブには大いに参考になる取り組みです。
構築と開設、運営にあたっている大網白里市教育委員会の武田剛朗さんに、コンセプトの設定からデザイン、制作、活用、これからについて収蔵コンテンツと共に、お話をしていただきます。
参加いただいた方々からも積極的にご質問、コメントをいただき、これからの自治体や地域のデジタルアーカイブについて考えていきましょう。

研究会「地域から発掘されるフィルム」 〜どう見つけ、確認し、デジタル化、共有、保管するか〜 (2023/3/17)

■主催:デジタルアーカイブ部会 地域アーカイブ部会
■とき:2023年3月17日 (金) 18:00~20:00
■場所:オンライン
■申し込みはこちらから (終了しました)

■登壇者:東海大学教授 水島久光、沖縄アーカイブ研究所 真喜屋力、聖学院高校 佐藤佑哉、聖学院高校教諭 大川功、ほか
進行・担当:宮本聖二 (地域アーカイブ部会部会長)

■研究会概要
昨年、戦前の地方(福島・会津と北海道札幌)の様々な姿を記録したフィルムが相次いで発見されました。
会津のフィルムは、東京北区の聖学院高校の生徒と先生が東京からの疎開学童の調査に会津美里町に赴いた時に、現地の元写真館のお宅から寄贈されました。
1937年の日中戦争から1944年までが映像に記録されていました。
一方、北海道の映像は、沖縄アーカイブ研究所にオークションで入手した方から持ち込まれたものです。これも1930年代から40年にかけての映像でした。
将兵たちが戦場に向かうあるいは帰還してきた様子、三国同盟締結を祝うパレード、シンガポール陥落の祝賀行事、ドイツのヒトラーユーゲントの若者たちなどの他、隣組の運動会、結婚式、祭りなどもありました。
撮影者が意図しないにも関わらず、どの映像も戦争の影がくっきり浮かびあがるものでした。
[デジタイズの壁]
一方、これらのフィルムは出てきたところで内容を確認することが容易ではありませんでした。8ミリもあれば、9.5ミリフィルムもあり、それらのデジタル化を一体誰がどこで行うのかの壁にすぐに突き当たったのです。
北海道のフィルムは沖縄アーカイブ研究所がデジタイズし、会津のフィルムはNHKとデータを共有することでNHKがデジタイズをしたのでした。
[共有と保管]
発見されたのちなんとかデジタイズもできたとしても、そのあとはその映像の共有をどうするかが課題になります。沖縄アーカイブ研究所では、入手してデジタイズした映像はそのサイトで公開しています。
会津のフィルムは、まだ内容が確認出ていないものもある上に、デジタイズした映像データのDA化、さらにフィルムをどこがどう保管するのかも不透明です。

戦前、アマチュアでフィルム撮影(パテベビー・9,5ミリ)を趣味にしていたひとは、10万人はいたのではないかと考えられます。まだ多くのフィルムが眠っていることでしょう。一方で、中身が確認できないと捨てられるものも数多くあるはずです。

■研究会の進め方
会津と北海道で発掘されたフィルムを事例に、地域からどのように発掘するのか、デジタル化をどのように進めるのか、その主体は誰・どんな組織であるべきか、共有するために何が求められるのか、などを議論して、できることと課題を浮き彫りにします。
学会メンバーの皆さんの参加をお待ちします。

研究会では、映像をまず見ていただいた上で、登壇者の方々の報告と意見交換ののち、参加者の方々も議論に参加いただく形で進めます。

藤本蚕業歴史館で学ぶ「デジタルアーキビスト養成リスキル/リカレント講座」

地域資源のデジタルアーカイブ化とその活用を図ることができる人材育成が本講座のねらいです。リタイアされた方々にとってはリカレント(学び直し)な学習、教員・文化施設職員などにとってはリスキル(スキル・知識の新たな獲得)の学習機会となります。藤本蚕業歴史館(長野県上田市)をフィールドにオンライン形式で開催します。
▼実施体制
主催:藤本蚕業プロジェクト(代表:前川道博 長野大学企業情報学部教授)
共催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会、岐阜女子大学
この事業は長野県地域発元気づくり支援金事業の助成を得て実施します。
▼講座形態
リアルタイムオンラインによる受講形式 Zoom 利用
実践講座1・2とも日時の都合が合わない回は事後(1日後)に録画映像(オンデマンド配信)により受講できるように配慮します。
▼その他
受講料:無料
参加申し込みはウェブで
定員:定員はありません
毎回の講座内容はビデオ収録し、後日、ネット配信します。

実践講座1:地域資料活用によるキュレーション講座
▼ねらい
デジタル化した地域資料を参照してどのように地域探求が進められるかを藤本蚕業歴史館をフィールドに学びます。学習者主体のキュレーション型学習を始める学習機会とします。
▼日程とプログラム
①12 月 10 日(土) 10:00~16:00 藤本蚕業歴史館に学ぶ地域アーカイブの活用 (記録動画はこちら)
②12 月 17 日(土) 10:00~16:00 藤本蚕業所蔵資料で近現代のキュレーション
③1 月 14 日(土) 13:00~16:00 皆さんのキュレーション披露会
(最終回は講座終了後希望者対象にデジタルアーカイブクリエータ認定実施 16:30~ 17:30)

【受講申込】 講座1受講申込フォームからお申込みください

【受講申込】

実践講座2:地域資料のデジタルアーカイブ化講座
▼ねらい
地域の一次資料をどうするとデジタルアーカイブ化ができるかを藤本蚕業歴史館をモデルケースに学びます。博物館・図書館・文書館・学校・大学・企業・地域コミュニティ等において資料等のデジタル化をこれからの地域づくり、地域学習にどう活かすことができるかを学習します。
▼日程とプログラム
① 2 月 4 日(土) 10:00~16:00 藤本蚕業歴史館に学ぶ地域アーカイブの課題
② 2 月 5 日(日) 10:00~16:00 地域資料デジタルアーカイブの構築に向けて
③ 2 月 18 日(土) 13:00~16:00 皆さんのデジタルアーカイブ/地域学習企画披露会
(最終回は講座終了後希望者対象にデジタルアーカイブクリエータ認定実施 16:30~ 17:30)

【受講申込】 講座2受講申込フォームからお申込みください

【本件に関するお問合せ】
講座責任者 前川道博(長野大学企業情報学部教授、藤本蚕業プロジェクト代表)
〒386-1298 長野県上田市下之郷 658-1 長野大学
Mail:maekawa◆nagano.ac.jp (◆は@に置き換えてください。)
TEL:090-2270-5074

【シリーズ研究会:地域とデジタルアーカイブ】
デジタル映像データを共有化するために-「石山与五栄門展」における新たなキュレーションをめぐって-

デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会では、全国の地域でのアーカイブのデジタル化の動向を「シリーズ研究会」の開催で共有し、その知見データを「ツールボックス(仮称)」として積み上げていく活動を始めました。その第一回を新潟から、ZOOMにて開催いたします。

  • 日時:2022年11月11日(金)16時30分~18時頃まで
  • 実施方法:Zoomによる公開研究会(会場:新潟市砂丘館より中継)
  • 参加費無料・事前登録制
  • 主催: デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
  • 共催: 砂丘館石山与五栄門展実行委員会
  • 出席者
    • ナビゲーター:水島久光(東海大学、デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会)
    • キュレーター:大倉宏(砂丘館館長)、榎本千賀子(写真家・新潟大学助教)、原田健一(新潟大学フェロー)
  • 趣旨
    デジタル映像データである「にいがた地域映像アーカイブデータベース」に収蔵されている石山与五栄門の写真データをもとに行われる「石山与五栄門展」が、10月8日から11月13日に砂丘館、妙光寺、巻郷土資料館の3カ所で行われます。
    それぞれの会場のキュレーターである榎本、大倉、原田がいかなるセレクションをし、どういった展示をするのか。その3カ所から、これまでとは違った展示のあり方、研究の可能性がどう見えてきたのかについて、水島のナビゲーションを介して議論し、地域におけるデジタルアーカイブの継承と活用の課題について考えます。
    石山与五栄門展
  • 内容
    3会場の映像に、水島と原田が対話を重ね、各会場の紹介をする。(30分)
    水島の司会のもと、大倉、榎本がそれぞれ自分のキュレーションの意図について語り、また他の会場についての感想を述べる。(5~10分×2)
    最後に水島が地域映像アーカイブに関する課題をいくつか提起し、三人に質問しながら、議論を深めてゆく。
  • 参加申込 こちらのフォームに必要事項をご記入ください。開催前日に参加URLをお送りします。